アストルティア考古学の12回目は、「大魔王」の考察になります。
全3回のシリーズの後編です。

なお、ストーリーのネタバレを含んでますので、
その点をご同意頂ける方だけ、続きをご覧下さい。

【アストルティア考古学シリーズ】
 ・ 短評Ver.1 冥王編 神話篇
 ・ 配信クエ カミハルムイ メギストリス


 ・ 光と魔瘴 1 2 3  ・ 赤い月 1 2
  ・ レンダーシア大陸 1 2
 ・ 錬金術 1
 2 3


―――


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 ここは 光の河をたたえる セレドの地。
 我らセレドの民 光の河と共に栄え
 共に生きる さだめなり。


ロザリー
 ここは…セレドの町ですね。

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 えぇ、だけどこの町には不思議な点がいくつもあるのよ。



セレド

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 これは東京ゲームショウ2013で初公開された、セレドの映像ね。

ロザリー
 あれっ、これは…?


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ロザリー
 光の河が…消えてる!?

ダウンロード (2) 光の河と共にあるはずのセレドの町が、
 なぜか崖肌が丸見えになっちゃってるのよ!



光の河については、以前の考察(【考察】02.光の河と六聖陣)に著した通り、
六聖陣の女神が魔王を封じる為に施した蓋だと考えられます。

その蓋が、外れているのです。


 長き時を経て 異界の地で 
 魔瘴のチカラを その身に宿せし魔族が現れ 
 魔の王と 呼ばれるようになった。 

 魔の王のチカラは 六聖陣をも圧倒し 
 ついに 聖戦に敗れる時が来た 

 六聖陣は かろうじて 逃げのびたが 
 この敗北は 地上への魔瘴の侵攻を許すという 
 結末を 招くこととなった。 


大地の裂け目と魔王に関する記述は他にもあります。
錬金術考察の前編(【考察】10.導きの盟友に課せられた役割)で触れた、
アンルシア姫の「勇者の絵本」の前半部分です。


 ……とどろくおたけびに 空が震えました。
 ギーッと 不気味な音を立てて
 大地は割れ 地獄の扉が開いてゆきます。

 地の底から おそろしい魔物たちが現れ
 アストルティアを まっくら闇でおおいました。

 けれど 人々は なげきませんでした。

 なぜなら グランゼドーラ王国に
 勇者が居たからです。


六聖陣イベントの声と、この絵本の記述を重ね合わせると、
とある事実が浮かび上がってきます。

まず最初に、例の大地の裂け目が生まれたという事。
ドルワーム水晶宮2階の書物庫にある調査報告によると、
魔瘴は数百年置きに休眠期と活性期と繰り返し、
現在は増加傾向が見られ、活性期のきざしを見せているそうです。


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 そしてその原因が、魔王だったのね。

ロザリー
 魔王の定義は、「魔瘴をその身に宿せし魔族」となってますね。

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 魔瘴と進化の秘法、そして創生の魔力…。

ロザリー
 なぜ魔王は、光の河の無い世界を作ったんでしょうか…?



ちなみにダーマ神殿も、開発画面では光の河はありました。

ダーマ


光の河が失われたダーマ神殿の2階には、
世界を作り変えた創生の魔力の秘密が隠されています。

実際にそれを確認しに行きましょう。

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 世界の謎を、解き明かせー!

ロザリー
 いっくぞー!



―――


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 ダーマ神殿2階『創生と破壊』

 創生のために 破壊があり
 破壊のために 創生がある。

 無から 生まれるものは ない。
 今あるものが滅び 形を変えて
 新たなるものの いしずえとなる。

 ならば 古きものを滅ぼすことこそが
 世界の再生への 引き金となろう。

 生きとし生ける者よ 心せよ。
 創生の渦より生まれた 新たなるものが
 古きものを滅ぼし 世界は再生するのだ。



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 プラトンの『イデア論』みたいな本だな…。

ロザリー 創生の渦っていうのは、光の神殿があったとこに出来てた、
 紫のうずまきの事ですよね?


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 すなわちあの渦は、新しきものを生み出す力があるって事か。

ロザリー
 古きものを滅ぼして、ですか…。



もともと光の神殿には、5種族の神様が祀られていましたね。
主人公はそこで生き返しを受け、転生しました。

ところが創生の渦には、天馬ペガサスも居なければ神様の姿もありません。
代わりに居たのは、作り物の人間でした。


この答えは、"あの場所"で語られます。


 ベスダス
 ……ぷるぷる。ここはね。
 エテーネって村だったらしいよ。

 でも昔 神さまに逆らっちゃって
 怒った神さまに 滅ぼされた
んだって。
 こわいよね。ぷるぷる……。



 ウッドン
 北の空に浮かぶ 巨大な渦を
 お前さんは 見たじゃろうか?

 あれはな。創生の渦というのよ。
 くわしくは知らんが この世界が始まる前から
 ああやって 空に浮かんでおる
らしいぞい。



ロザリー
 エテーネの村が…神様に滅ぼされた…?

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 古きものとして、って事なの?

ロザリー いや、ちょっと待って下さい。
 創生の渦は魔王が作ったはずじゃないんですか?

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 まさか…嘘でしょ…?



この世界の秘密を握る「神様」とは、ドルワーム水晶宮の書物庫の、
神様の名前を刻んだ本の中に既にあります。


 『アストルティアの神々』という本だ。

 この世界 アストルティアには
 独特な文化をもつ 6つの種族が暮らす。
 彼らは それぞれの種族の神に見守られている。

 エルフを守護する 風の神エルドナ。
 オーガを守護する 炎の神ガズバラン。
 ドワーフを守護する 地の神ワギ。

 ウェディを守護する 水の神マリーヌ。
 プクリポを守護する 花の神ピナへト。
 そして 人間たちを守護する……

 ……ページは そこで破られていた。



アストルティアは、『ドラクエ9』と時間軸を共有し、
神様から切り離された人間のその後のお話が紡がれてきました。
この事から、誰しも人間の守護神は、
創造神・グランゼニスの事である
と連想したはずです。


ですが、よく思い出して下さい。

レンダーシア大陸のBGM、
『ドラクエ7』の封印された世界の音楽でしたよね?



『7』では、光の勇者メルビンが神様の言葉に異を唱え、
神の居城であるクリスタルパレスから脱出した後、
盟友達の力を借りて戻った場所はダークパレスに変わってました

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そして世界の封印を解いた時に、
現れた神様は誰だったか?


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 神の作りし デク人形よ……
 その身に宿りし命を 投げ打ってまで 
 神に 恩義を果たすというか……
 
 われは倒れぬ。 
 われは死なぬ。 
 われこそは 万物の絶対的存在なり……
 
 われに従うこそ 誇りなり。 
 われに逆らうこと あやまちなり。 


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 まさか…アストルティアの人間の神様って…?

ロザリー 大魔王だったって事ですか…!?



レンダーシアでは、歴史に関わる全ての本が白紙にされています。
その中で唯一、ダーマ神殿の本だけが、
世界が生まれた歴史を物語っているのです。


 世界の中心である レンダーシアの歴史は
 他の大陸と比べると
 それほど 明らかになっておりません。
 
 その歴史を ひもとくことで
 世界の始まりが見えてくる……と 言うと
 ちょっと おおげさかもしれませんね。


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 レンダーシアって確か、歴史がよく分からないって言われてたっけ…。

ロザリー
 グレイナル叙事詩の時も、頭数からハブられてましたね…。

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 それってつまり…?

ロザリー
 人間だけが他の5種族と別の流れを汲んでいる、って事ですよ。



光の河は、もともと世界には無かったものであり、
六聖陣とその女神が創造神に逆らって勝手に作ったものです。
創造神からすれば、これほど不愉快なものはありません。
主人公が転生をした光の神殿もそう。光関係のものを見事に排除している。

だからこそ、光の力によって作り変えられた世界を一度打ち壊し、
自らが望む新しい世界を築き上げようとしているのではないでしょうか。


ダウンロード (2) ねぇ、あんまり考えたくないんだけどさ…。
 人間の種族って、だいたいがレンダーシアに居るんだよね…。

ロザリー
 もしレンダーシアが偽りの世界だったとしたら…?

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 人間は大魔王に作られたんじゃあ…?

ロザリー
 おお…ブルブル、怖い考えです。



結論: 人間の種族は大魔王の創造物?


錬金術、進化の秘法、そして世界の創生―
これだけ符号が一致しているとなると、大きく外れているとは考えにくいです。

果たして真実はどうなのか?
Ver.2.1のストーリーを待ちましょう!