アストルティア考古学の23回目は、「勇者の家系」の考察です。
全3回を予定しているシリーズの前編です。

なお、ストーリーのネタバレを含んでますので、
その点をご同意頂ける方だけ、続きをご覧下さい。

【アストルティア考古学シリーズ】
 ・ 短評Ver.1 冥王編 神話篇
 ・ 配信クエ カミハルムイ メギストリス
 カンダタ ダーマ

 ・ 光と魔瘴 1 2 3  ・ 赤い月 1 2
  ・ レンダーシア大陸 1 2
 ・ 錬金術 1
 2 3  ・ 創生の渦 1 2  ・ 運命の特異点 1 2
 ・ 光の勇者 1
 2  ・ 叡智の冠 1 2  ・ 竜族と創造神 1








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 ノータイムでネタバレ考察していくよ!

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 いきなり一発目ですか。

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 週末アップの予定だったけど、王家の迷宮が楽しすぎて…!

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 1日に5回もデートの申し込みしてたら、そりゃぁね…。









りっきー輝石はよハァハァ。

もうDQXショップで販売すればいいんじゃないかな(禁








今回はストーリー進行で明らかになった情報をまとめてみましょう。

それでは、どうぞ。


―――


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 勇者のオートシールドの名前が判明したね。

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 破邪の秘技のひとつ、「勇者の盾」というそうです。



以前の考察で、アンルシアのこの能力が
カメさまの金色のシールドと同じである事を示しました。

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魔物からの攻撃に対してシールドを張る場面は、
何も特別な力に限られたものではありません。

当ブログで一般人代表としておなじみ、ドルワーム王立研究所のドゥラ院長も、
天魔クァバルナの放った魔瘴をシールドしています。

天魔クァバルナ

ドゥラ院長の場合、最初に両手で円を描くように構え、
多少なりとも発動時間を要しています。


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シールドは六角形でハニカム構造になっており、
そして前方のみに展開しています。


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 勇者の盾とは全く別物みたいね。

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 毎回のように比較対象にされてちょっとかわいそう…。



アンルシアのシールドは、発動時間ゼロで、
しかも隙間なく張り巡らされ、無意識下でもオートで展開します。

こんなチート性能は、神様の力を受け継いだ
勇者だけが使えるものだけかと思われましたが…。

盟友の守り

ピンチに陥った勇者に、獣魔将ガルレイがトドメを刺そうとした時、
主人公も「盟友の守り」と呼ばれる能力で防ぎました。

アンルシアの後方およそ5mの位置から立ちふさがるように瞬間移動し、
青色のシールドを前方にオートで展開しています。


盟友の守りは、過去にも発動したケースがありました。

盟友の守り

冥府の縛鎖を受け身動きが取れなくなった際、
ネルゲルが放った死神の鎌をはじき返したのがこの能力です。


そう言えば主人公は時渡りの術の使い手。

時渡りの術は時間のズレの考察の回で説明した通り、
光速を越える事で時間を静止・逆行する技であると考えられますので、
自らの体を光に変えるのに不自然さはありません。
ですがオートガード能力はそれだけでは説明が付かない。

どうやら元から主人公に備わっていた能力のようですが、
なぜこんな事が出来るのでしょうか?


―――


勘の良い方はとっくにお気付きでしょうが、
かつて神様から力を分け与えられた人物は、2人居ます。



 『グランゼドーラ王家のはじまり』

 強大な悪と戦い 休息を必要とされた神は
 残されたチカラで 選ばれし人の子に
 神の加護を 与えたもうた。

 選ばれし者から生まれた子が やがて
 魔を滅ぼす勇者となりて 世界を救うであろうと
 神は告げられたのだ。

 生まれた子は 双子であった。
 兄は 勇者として。弟は 勇者を支える友として
 世界を脅かす魔と 戦ったという。

 魔を滅ぼした後 兄は国をおこし 王となった。
 これが グランゼドーラ王家の始まりである。
 弟は人知れず いずこかへ旅立ったという……。



勇者の家系


王家の迷宮を進めていくと、勇者アルヴァンと盟友カミルの
2人の人物を中心とした人間関係が明らかになります。


 ……盟友カミルは 世に名を馳せた剣士でした。
 ある時 カミルは さる遠方の王国に招かれ
 親善試合で ウデを披露することになりました。

 しかし カミルは その大切な試合で
 誤って対戦相手を 殺めてしまったのです。
 その上 不運にも相手は 王族の者でした……。

 激怒した王は カミルの首をはねようと
 剣を抜きました。それを止めたのが
 招かれていた アルヴァンだったのです。

 それが アルヴァンと カミルの出会い。
 ……すべての始まりでした。


 ……親善試合での事件で アルヴァンに
 命を救われた盟友カミルは それを きっかけに
 グランゼドーラに仕えることになりました。

 カミルは 自らの命を救ってくれたアルヴァンを
 深く 敬愛していたといいます。 


私も思い違いをしていたのですが、
1000年前に不死の魔王を退けた勇者、すなわちアルヴァンには、
妹のフェリナ姫は居ても、血を分けた双子の弟は居ません。
盟友カミルとは単なる主従関係にあったそうです。

つまり、グランゼドーラを建国した人物はアルヴァンとは別人で、
ずっと前の時代に生まれていた
という事になりますね。


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 エメリヤ妃も息子のアルヴァンが国王になれなかったと嘆いてたし。

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 グランゼドーラという国は既に存在していたのでしょう。



ここで思い出して欲しいのが、カメさまの伝説です。

主人公がカメさまの申し子で、カメさまが神様と何らかの関わりがあるのなら、
勇者の双子の弟が神様より賜った盟友の力は、
エテーネの民に引き継がれてきた
と考えるのが妥当でしょう。



双子の弟がエテーネの祖先だとするのが従来の定説ですが、
カメさまがエテーネの地に降臨したのが1000年前だとしてしまうと、
時代の前後に矛盾が生じてしまいます。

エテーネ王国

なぜなら、リンジャクエストで明かされた通り、
エテーネの名前は5000年前の歴史上には登場しているからです。

どうしてもここが引っかかっていたのですが、
1000年前の勇者がグランゼドーラ建国王で無いのなら話は通ります。


神様は少なくとも今から5000年以上前に、
選ばれし双子の子に自らの力を分け与え、天馬ペガサスを使わした。
ペガサスは盟友の力を受け継いだ弟の一族を、
世界の中心にある小さな島で平和に暮らせるよう見守った。
やはり、定説通りという方がしっくりきます。

その後のエテーネの民がいかにして版図を広げたのかは、
リンジャクエストの続きを待つ以外に推察する術はありませんが、
双子の弟もグランゼドーラ王家と同様に、
その系譜を現代まで守り抜いてきたのでしょうね。


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 では、1000年前に生まれた盟友カミルは…?

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 もしかして、私のご先祖様!?



―――


となると、どうにも腑に落ちない事があります。


主人公が持つ盟友の力は、「勇者を守る為のもの」だと、
賢者ルシェンダはそう言っていました。

主人公はアンルシアと違って、術者として完全には覚醒していません。
不思議な術が使えるのは、自らに危険が及んだ時か、
勇者が命を落としそうになった時で、いずれもオートで発動します。


ですがただ1度だけ、それ以外の人物に術を使用したケースがありましたね?

それが、主人公の兄弟を救った時です。


アンルシアの兄ですら「ここで命を落としてはなりません」とか、
全く声をかけられず神様にガン無視されました。
神様の力は、世界の均衡に影響を及ぼさない人物を守ったりはしません。
主人公は無意識の内にとはいえ、勇者を守るべく授かった力を、
神様とは縁の無い人物を救う為に使っているのです。

そんな事ってありえるの?


テンスの花

主人公の兄弟は、一輪だけ残されていたテンスの花を発見したり、
まだ説明されていない謎の能力を発揮しています。
そして不死の魔王の秘密にも繋がる、錬金術とも深く関わってますね。

もしもこれが、Ver.2.3で回収される伏線だったとしたら、
話は180度がらっと変わってきます。


あくまで想像に過ぎませんが、主人公は実はこの時、
2つの並行世界に関わる重要なキーマンを救っていたのかも知れません。


そうでなければ、勇者と盟友以外の命が救われる描写に、
ストーリー上の妥当性を見出す事が出来ないからです。
必ず何か理由があるはずです。


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 白髪になったイッショウさんと錬金釜も出てましたね。

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 この辺りに、私の兄がエテーネの生き残りになった理由があるのかな?



結論: 主人公の兄弟はVer.2.3のキーマン


次回は、ついに明らかになった
人間の神様について考察したいと思います。(竜族と創造神 (2)へ続く)