アストルティア考古学の29回目は、
最新クエスト・夢現篇のファーストインプレッションになります。
なお、ストーリーのネタバレを含んでますので、
その点をご同意頂ける方だけ、続きをご覧下さい。
【アストルティア考古学シリーズ】
・ 短評Ver.1 冥王編 神話篇
・ 短評Ver.2 蒼天のソウラ 夢現篇
・ 配信クエ カミハルムイ メギストリス カンダタ ダーマ
・ 光と魔瘴 1 2 3 ・ 赤い月 1 2 ・ レンダーシア大陸 1 2
・ 錬金術 1 2 3 ・ 創生の渦 1 2 ・ 運命の特異点 1 2
・ 光の勇者 1 2 ・ 叡智の冠 1 2 ・ 竜族と創造神 1 2 3
・ 進化の秘法 1 2
夢現篇、始まったね。
始まりましたね。
どう見てもあの方だよね。
そうですよね。
最初からクライマックスだぜで始まった夢現篇クエスト。
ストーリー勢にはたまらない展開ですね。
繰り返すように、『ドラクエ10』では過去作の設定を再定義してます。
神話篇では、前作『9』の舞台設定を引き継いでる事がラグアス王子の口から語られ、
メインストーリーの方でも、創造神グランゼニスの存在が明らかとなりました。
他にも私が確認してる限りでは、
・ ドラクエ4… 魔瘴と錬金術
メインストーリーの基軸となっている設定
・ ドラクエ5… 魔界の門とエスターク
Ver.2.4やVer.3以降でのお話に繋がってくる?
・ ドラクエ6… ペガサスと竜笛
勇者と盟友の乗り物のルーツがこれ
・ ドラクエ7… 封印された大地
かみさまとオルゴ・デミーラが、グランゼニスとマデサゴーラの関係に当たる
・ ドラクエ8… 魔王を封じた賢者達
叡智の冠は七賢者と同じ役割を担う事になるはず
と、アストルティアの世界はオールスターキャスト揃い踏み。
そして夢現篇では、歴代最強の呼び声も高いダークドレアムが、
エスタークに引き続き再定義されようとしています。
が、
ぶっちゃけて言うと、ダークドレアムは
『6』の方でも実は正体がよく分かってないんです。
た、確かに…!
「破壊と殺戮の神」って設定が一人歩きしてるね。
これはおそらく、『ドラクエ6』当時の開発状況が関わっていると思います。
ドラクエシリーズは外注制作である事を以前お話ししましたが、
『5』の発売直後、開発元のチュンソフト社において多くのスタッフが離脱した為、
『6』の開発はチュンソフトの代表が新たに立ち上げた会社、
ハートビート社が担う事になります。
しかし、優秀なスタッフを失った痛手は拭えなかったのか、
竜笛とドラゴンの伏線設定が回収されないなど、
チュンソフト時代と比べてシナリオにいくつもの綻びが見られました。
歴代裏ボスの設定も、エスタークはメインストーリーの謎に深く関わっていたのに対し、
ダークドレアムはグレイス城のシナリオがぶつ切りになっており、
謎解きへの影響が皆無に等しい存在になってました。
ゆえに、ダークドレアム=テリーと同化した姿だとか、
二次創作のような設定話がプレイヤーの間でさかんに交わされるなど、
『6』の発売から20年が経つ今でも、正体は謎のまま。
つまり、この夢現篇シナリオで初めて、
ダークドレアムって何者なの?という定義付けがなされる事になります。
―――
という訳で、まずはダークドレアムさんの正体について色々思案してみましょう。
あー…そう言えば私、悪夢を見たの初めてじゃないかも。
前にもありましたっけ?
しゃべらないので心中のほどはよく分かりませんが、
主人公は以前、列車に乗っている時に冥王ネルゲルの悪夢を見ています。
一度死んだ事がよほどトラウマになっているのか、
Ver.2.2のラストでは、主人公の心の底に眠っていた恐怖の化身が、
ネルゲルの姿となって襲い掛かってきました。
ダークドレアムは、人々の悪夢にアクセスして主人公を探し当てたのでしょうが、
この時の台詞に「みつけたぞ」とありますので、
なぜか主人公1人に狙いを定めていた事が伺えます。
何か刻印を残されていったんですけど!
つまり、夢で見た出来事は現実だったのでしょうか?
刻印を残す際に主人公の手足を縛っていたのは、
ネルゲルも使っていた冥府の縛鎖です。
今回出てきたダークドレアムは、圧倒的な力で破壊するというより、
ネルゲルのように死の恐怖で相手を支配する、呪詛的なスタイルを取ってます。
もしかしたらネルゲルと何か関係があるのかも知れません。
それから、気になるのはここ。
(引用: 4Gamer.net)
この町並み、先行のニュースで見た時から、
災厄の王に行く途中にある「滅びの町」によく似てるなーと思ってたので、
実 際 に 確 認 し て き ま し た 。
サポ連れて、1人で。
途中には災厄の幻影さんが待ち構えています。
まさかエンジョイ勢が災厄サポソロ攻略をお届けしようとは。
本当に倒せるんですか!?
いいかロザリーちゃん、大事なのは出来るかどうかじゃない…。
…ゴクリ。
可能性を信じるかどうかだよ!
かっこいい!
無理でした
人間、身の程を知って諦める事も時には重要なのです。
こうなったら助っ人を呼びましょう。
写真撮影の為だけに駆けつけてくれた、
セティさん(心の友)です!
ロザリンとセティリンゎ…ズッ友だょ…!
なんて片方に都合の良い設定!
ええい、障害を突破できたらそれでいいのだ。
さっそく滅びの町で撮った写真と見比べてみましょう。
夢現篇ムービー
滅びの町
うん、すごくよく似てますね…。
もう少し近付いて見てみようか。
夢現篇ムービー
滅びの町
柱の形や装飾に至るまで、ほぼ一致しました。
大きく異なる点は、滅びの町には剣を持った彫像があり、
夢現篇ムービーの方にはありません。
細かい点では、灯篭の周りにある1.5mの立壁の模様が若干違うくらいです。
全く同じ場所として画像だけを見せられても、
一見して違いが分からないほど、すごくよく似ています。
―――
この一致は何を意味するのか?
すなわち、エスタークとの類似です。
エスタークは眠り続ける帝王で、ダークドレアムは悪夢を誘う破壊神、
両者は「眠り」というキーワードで共通しています。
夢で見た城下町は、主人公だけが見たものではないでしょう。
リジャスの夫・ジョージが同じ悪夢を見ていると考えられるからです。
もちろんこれにはダークドレアムが関与しているはず。
夢の中の町並みが、ダークドレアムが見せたデジャヴであったとしたら、
そのモデルとなったのが、闇の溢る世界の地下にある、
滅びる前のあの町だったではないでしょうか。
なぜダークドレアムは闇の溢る世界の光景を見せるんでしょうか。
まだ不明だけど、夢の世界は現実世界にもあるという事じゃないのかな?
ダークドレアムと戦えるようになるまでは、
実際の所どうなのかは分かりません。
ですが、これまで肉付けされていなかったダークドレアムの正体に、
『ドラクエ10』のスタッフの手が加えられ、
ようやく実感のある存在となったのははっきりと言えます。
結論: 夢の世界は実在する
第2話になったら、また改めて考えを進めていきましょう。
最新クエスト・夢現篇のファーストインプレッションになります。
なお、ストーリーのネタバレを含んでますので、
その点をご同意頂ける方だけ、続きをご覧下さい。
【アストルティア考古学シリーズ】
・ 短評Ver.1 冥王編 神話篇
・ 短評Ver.2 蒼天のソウラ 夢現篇
・ 配信クエ カミハルムイ メギストリス カンダタ ダーマ
・ 光と魔瘴 1 2 3 ・ 赤い月 1 2 ・ レンダーシア大陸 1 2
・ 錬金術 1 2 3 ・ 創生の渦 1 2 ・ 運命の特異点 1 2
・ 光の勇者 1 2 ・ 叡智の冠 1 2 ・ 竜族と創造神 1 2 3
・ 進化の秘法 1 2
夢現篇、始まったね。
始まりましたね。
どう見てもあの方だよね。
そうですよね。
最初からクライマックスだぜで始まった夢現篇クエスト。
ストーリー勢にはたまらない展開ですね。
繰り返すように、『ドラクエ10』では過去作の設定を再定義してます。
神話篇では、前作『9』の舞台設定を引き継いでる事がラグアス王子の口から語られ、
メインストーリーの方でも、創造神グランゼニスの存在が明らかとなりました。
他にも私が確認してる限りでは、
・ ドラクエ4… 魔瘴と錬金術
メインストーリーの基軸となっている設定
・ ドラクエ5… 魔界の門とエスターク
Ver.2.4やVer.3以降でのお話に繋がってくる?
・ ドラクエ6… ペガサスと竜笛
勇者と盟友の乗り物のルーツがこれ
・ ドラクエ7… 封印された大地
かみさまとオルゴ・デミーラが、グランゼニスとマデサゴーラの関係に当たる
・ ドラクエ8… 魔王を封じた賢者達
叡智の冠は七賢者と同じ役割を担う事になるはず
と、アストルティアの世界はオールスターキャスト揃い踏み。
そして夢現篇では、歴代最強の呼び声も高いダークドレアムが、
エスタークに引き続き再定義されようとしています。
が、
ぶっちゃけて言うと、ダークドレアムは
『6』の方でも実は正体がよく分かってないんです。
た、確かに…!
「破壊と殺戮の神」って設定が一人歩きしてるね。
これはおそらく、『ドラクエ6』当時の開発状況が関わっていると思います。
ドラクエシリーズは外注制作である事を以前お話ししましたが、
『5』の発売直後、開発元のチュンソフト社において多くのスタッフが離脱した為、
『6』の開発はチュンソフトの代表が新たに立ち上げた会社、
ハートビート社が担う事になります。
しかし、優秀なスタッフを失った痛手は拭えなかったのか、
竜笛とドラゴンの伏線設定が回収されないなど、
チュンソフト時代と比べてシナリオにいくつもの綻びが見られました。
歴代裏ボスの設定も、エスタークはメインストーリーの謎に深く関わっていたのに対し、
ダークドレアムはグレイス城のシナリオがぶつ切りになっており、
謎解きへの影響が皆無に等しい存在になってました。
ゆえに、ダークドレアム=テリーと同化した姿だとか、
二次創作のような設定話がプレイヤーの間でさかんに交わされるなど、
『6』の発売から20年が経つ今でも、正体は謎のまま。
つまり、この夢現篇シナリオで初めて、
ダークドレアムって何者なの?という定義付けがなされる事になります。
―――
という訳で、まずはダークドレアムさんの正体について色々思案してみましょう。
あー…そう言えば私、悪夢を見たの初めてじゃないかも。
前にもありましたっけ?
しゃべらないので心中のほどはよく分かりませんが、
主人公は以前、列車に乗っている時に冥王ネルゲルの悪夢を見ています。
一度死んだ事がよほどトラウマになっているのか、
Ver.2.2のラストでは、主人公の心の底に眠っていた恐怖の化身が、
ネルゲルの姿となって襲い掛かってきました。
ダークドレアムは、人々の悪夢にアクセスして主人公を探し当てたのでしょうが、
この時の台詞に「みつけたぞ」とありますので、
なぜか主人公1人に狙いを定めていた事が伺えます。
何か刻印を残されていったんですけど!
つまり、夢で見た出来事は現実だったのでしょうか?
刻印を残す際に主人公の手足を縛っていたのは、
ネルゲルも使っていた冥府の縛鎖です。
今回出てきたダークドレアムは、圧倒的な力で破壊するというより、
ネルゲルのように死の恐怖で相手を支配する、呪詛的なスタイルを取ってます。
もしかしたらネルゲルと何か関係があるのかも知れません。
それから、気になるのはここ。
(引用: 4Gamer.net)
この町並み、先行のニュースで見た時から、
災厄の王に行く途中にある「滅びの町」によく似てるなーと思ってたので、
実 際 に 確 認 し て き ま し た 。
サポ連れて、1人で。
途中には災厄の幻影さんが待ち構えています。
まさかエンジョイ勢が災厄サポソロ攻略をお届けしようとは。
本当に倒せるんですか!?
いいかロザリーちゃん、大事なのは出来るかどうかじゃない…。
…ゴクリ。
可能性を信じるかどうかだよ!
かっこいい!
無理でした
人間、身の程を知って諦める事も時には重要なのです。
こうなったら助っ人を呼びましょう。
写真撮影の為だけに駆けつけてくれた、
セティさん(心の友)です!
ロザリンとセティリンゎ…ズッ友だょ…!
なんて片方に都合の良い設定!
ええい、障害を突破できたらそれでいいのだ。
さっそく滅びの町で撮った写真と見比べてみましょう。
夢現篇ムービー
滅びの町
うん、すごくよく似てますね…。
もう少し近付いて見てみようか。
夢現篇ムービー
滅びの町
柱の形や装飾に至るまで、ほぼ一致しました。
大きく異なる点は、滅びの町には剣を持った彫像があり、
夢現篇ムービーの方にはありません。
細かい点では、灯篭の周りにある1.5mの立壁の模様が若干違うくらいです。
全く同じ場所として画像だけを見せられても、
一見して違いが分からないほど、すごくよく似ています。
―――
この一致は何を意味するのか?
すなわち、エスタークとの類似です。
エスタークは眠り続ける帝王で、ダークドレアムは悪夢を誘う破壊神、
両者は「眠り」というキーワードで共通しています。
夢で見た城下町は、主人公だけが見たものではないでしょう。
リジャスの夫・ジョージが同じ悪夢を見ていると考えられるからです。
もちろんこれにはダークドレアムが関与しているはず。
夢の中の町並みが、ダークドレアムが見せたデジャヴであったとしたら、
そのモデルとなったのが、闇の溢る世界の地下にある、
滅びる前のあの町だったではないでしょうか。
なぜダークドレアムは闇の溢る世界の光景を見せるんでしょうか。
まだ不明だけど、夢の世界は現実世界にもあるという事じゃないのかな?
ダークドレアムと戦えるようになるまでは、
実際の所どうなのかは分かりません。
ですが、これまで肉付けされていなかったダークドレアムの正体に、
『ドラクエ10』のスタッフの手が加えられ、
ようやく実感のある存在となったのははっきりと言えます。
結論: 夢の世界は実在する
第2話になったら、また改めて考えを進めていきましょう。
コメント
コメント一覧 (10)
しかし、ドラクエ6では世界の行き来のために2次元マップで表現されていた「天を衝く階段」「奈落に続く穴」は今の3Dフィールドではどう表現したものか・・・
とおもったらどちらも既にドラクエXのフィールドに実装済み、かつこれまでのシナリオやクエストで一度も使われていないもの。これはアストルティア全土を巻き込んだ今後の展開に期待です!
でも最近のシナリオで衛星に旅立っちゃった「地球と月」編はさすがにギャグ感を思わせますけどねw
過去の考察で見逃してるだけかもしれませんが、闇の溢る世界の、災厄の王の直前の扉以外は何故全てドワチャッカ製(魔法の迷宮:太古の地底回廊等)なのでしょう。
時の王者の試練はゴブル砂漠(ドワチャッカ)でしたが、光の河のほころびは落葉の草原(エルトナ)です。
なのにドワーフの技術が所々見られるということは、大昔の災厄到来時に活躍した王者はドワーフで、災厄を封印(?)したのもドワーフ達で、ドルワーム王家が太陽の石を操れたりするのも何かそのあたり関係するのでしょうか。
自分で考えろという話ですが、考察が下手なもので・・・すみません^^;
ロザリーさんの考察いつも楽しみにしています!
陰ながら応援してます!
これからも頑張ってください^^/
読みにくい文章失礼しました。
いいダチだな!
多分そうなのでしょうが(笑)
(個人のメモ書きブログなので、もしこちらの欄へのアドレス記入が不適当でしたら、このコメント自体不掲載でお願いします…不躾な真似をして申し訳ありません)