アストルティア考古学の30回目は、「ウロボロス思想」の考察です。
全2回を予定しているシリーズの前編です。

なお、ストーリーのネタバレを含んでますので、
その点をご同意頂ける方だけ、続きをご覧下さい。

【アストルティア考古学シリーズ】
 ・ 短評Ver.1 冥王編 神話篇
 ・ 短評Ver.2 蒼天のソウラ 夢現篇

 ・ 配信クエ カミハルムイ メギストリス
 カンダタ ダーマ

 ・ 光と魔瘴 1 2 3  ・ 赤い月 1 2
  ・ レンダーシア大陸 1 2
 ・ 錬金術 1
 2 3  ・ 創生の渦 1 2  ・ 運命の特異点 1 2
 ・ 光の勇者 1
 2  ・ 叡智の冠 1 2  ・ 竜族と創造神 1 2 3
 ・ 進化の秘法 1
 2  ・ 時渡りの術 1








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 今回からVer.2最後のストーリーに入るよ。

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 ツスクルの村を旅立ってから、もう2年が経つんですねぇ…。









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 私がロザリーちゃんの中に入ったのも、運命だったのかなぁ…。

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 あなたと出会えた事を神に感謝します。









Ver.2のラストは、生まれ変わりの意味について考えてみましょう。

それでは、どうぞ。


―――


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 や…止めてください、人を呼びますよ!

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 エテーネ村のロザリー、私の身体を使って何やってるんですか…。

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 ロザリーちゃんもこういうの好きでしょ?

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 うん、好きー///



奈落の門の向こう側にあったもの。


クロウズ

クロウズはそれを、「世界」だと言い切りました。


つまり世界は、アストルティア以外にも存在したという事です。
そして門の先から出てきたものは…


竜族

門に取り憑いた「悪しき竜たちの怨念」でした。


エテーネ島のいしずえの森に石碑があった事は、
ご記憶にある事だと思います。

そこには何と書かれていたか、覚えてますか?


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竜族

竜族


力を合わせ、支えあい、永遠に共に暮らしてゆくと誓いを立てた
「愛すべき仲間たち」の一員として、
竜族の姿も石碑に刻まれていたんですよね。


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 竜族は何らかの理由でアストルティアから追い出された?

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 六種族は、共生の誓いに背いた事になるね。

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 エテーネ島で誓いを立てた頃は、まだ仲良く暮らしていたんでしょうか…。

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 喧嘩別れしたとしか考えられないわー。



なぜ竜族はアストルティアから追い出されたのか?
そのヒントはやはり、ソーラリア峡谷のあの壁画にあるでしょう。


竜族

 巨大な竜が 地上を襲っている絵のようだ。


竜族の神様の考察の回では、
アストルティアに確かに居たはずの古の竜族・闇竜バルボロスが、
なぜか姿を消している点に注目しました。

古き神の遺跡の壁画であったり、門から出てきた怨念であったり、
竜族にはなぜか邪悪なイメージが植え付けられていて、
そういった存在が、アストルティアから全て根絶されているのが分かります。


ここから得られる結論は1つ。

おそらく竜族はアストルティアに住む他の六種族を脅かす存在となり、
光の神殿に祀られた神々の力によって、
奈落の門の向こう側に封印された
と考えるべきでしょう。



竜族が住むあちらの世界には、
アストルティア創造に関わる秘密が隠されていそうです。


―――


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 お前、狙いすぎだろ。

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 これで目が覚めましたよ。



では、どのようにすれば、
竜族の居る向こう側の世界へ行けるのでしょうか?


悠久の回廊・郷愁の扉で訪れたエテーネ村の本棚に、
その答えとなる記述が隠されています。


 『神のみことのり』

 我らの創りし子らは 未知なるものを求め
 未踏なる地へ 向かわんと欲する
 先へと進む心をもって 世に現れた。

 そのように生まれついた 彼らなれば
 いかに禁じようと やがて 奈落の門へと至り
 その先を 目指すことだろう……。

 ならば 我は 試練を課そう。
 心弱き者が 奈落の門の先に行くことの無きよう
 強き心を持つ者のみを 選ぶ試練を。



アストルティアの成り立ちが実際の創世神話の通りであるとするなら、
竜とはすなわち、錬金術のシンボルとされた、
不老不死を司るウロボロスの事であると仮定できます。


ウロボロス


(引用:ウロボロス - Wikipedia


ウロボロスとは、聖書正典では悪魔(サタン)と同一視される存在で、
神の子であった人間をそそのかし、楽園追放のきっかけを作った邪悪な蛇です。

人間はもともと神に作られた存在で、神と同じ永遠の命を持っていました。
ですが現世に落とされた事で人間の肉体は限りあるものとなり、
痛みと苦しみを伴いながら生きる罪を背負いました。

ゆえに正典では、邪悪な蛇こそが
人間に罪を犯させた張本人であるとされ、忌み嫌われています。


しかし、聖書外典を所持するグノーシス派の中では、
邪悪な蛇に対する解釈が180度異なります。
外典では、神は人間の魂を肉体に束縛する抑圧者であり、
蛇は人間の魂を解放する光の使者(ルシファー)とされているのです。

ロザリー

奈落の門では、心の強さが試されましたよね?
それは五種族の姿とは関係の無い、元の主人公が試された事になります。



心とはすなわち、肉体に宿った「魂」の事。

奈落の門の試練は、人間が神が創造した肉体の牢獄から解放され、
神々の住む楽園への回帰を意味しています。


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_2ufqsyraCYX05o1402383909_1402383914 それじゃ、竜族であるクロウズさんは、
 ロザリーの魂を解放するアドバイスをくれたのでしょうか?

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 ロザリーちゃんの身体を捨てろって言ってるも同然になるけどね。

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 なん…だと…?



竜族はもともと、この世界の真理を知っていたと思われます。
肉体という名の牢獄を脱ぎ捨て、魂を解放する事で、
奈落の門の向こう側の世界へ行ったのでしょう。

シンイは元の肉体を離れ、クロウズの姿へと転生した過程において、
竜族が持っていた記憶から魂の在処に気付き、
神々の楽園を目指したのだと思います。


となると、向こう側の世界に行く為には、
見立て通りならば、五種族の肉体を抜けていく事になるはずです。
試練で試された心だけが、つまり主人公の魂だけが向こう側に行くはず


その裏付けとなるのが、消えた主人公の兄弟の行方です。


ピサロ


Ver.2.4のラストでクロウズが会話を交わしていた相手は、
主人公とシンイの両者に近しい人物、
つまり主人公の兄弟より他は考えられません。


> クロウズ
 …………さん。
 本当に おひさしぶりですね。

 ……ふふっ 見違えましたか?
 この姿については ロザリーさんにも
 ずいぶん おどろかれましたよ。

 ……ええ ロザリーさんなら
 アストルティアに 残してきました。
 その点は ご安心ください。

 さあ それでは 始めましょう。
 私たちの 新たなる戦いを。



主人公の兄弟が門の向こう側でクロウズと会話しているという事は、
錬金術によって古い肉体を既に脱ぎ捨て、
新しい肉体へと移り変わった
からだとすれば、
今後の展開予想を含めて、全ての辻褄が合います。

Ver.3では、輪廻転生がひとつのキーワードとなりそうです。


結論: 奈落の門の向こうでは必ず生まれ変わる


後編では、魂が集う楽園とはいかなる世界なのか、
突っ込んで考えてみたいと思います。(時渡りの術(2)へ続く)