アストルティア考古学の38回目は、「世界樹の花」の考察です。

全2回を予定しているシリーズの後編です。

なお、ストーリーのネタバレを含んでますので、
その点をご同意頂ける方だけ、続きをご覧下さい。

【アストルティア考古学シリーズ】
 ・ 短評Ver.1 冥王編 神話篇
 ・ 短評Ver.2 蒼天のソウラ 夢現篇

 ・ 配信クエ カミハルムイ メギストリス
 カンダタ1 2 ダーマ

 ・ 光と魔瘴 1 2 3  ・ 赤い月 1 2
  ・ レンダーシア大陸 1 2
 ・ 錬金術 1
 2 3  ・ 創生の渦 1 2  ・ 運命の特異点 1 2
 ・ 光の勇者 1
 2  ・ 叡智の冠 1 2  ・ 竜族と創造神 1 2 3
 ・ 進化の秘法 1
 2  ・ 時渡りの術 1 2  ・ テンスの花 1 2
 ・ 神の器 1 2  ・世界樹の花 1 2 New! 








ロザリー
 せっかいーに ひーとーつ だーけーのはーなー♪

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 ネタが古いですよ!

ロザリー
 私の中じゃ最新の部類に入るんだけど…。









500年に1度行われる花開きの聖祭に降臨した、
出たがり神ことエルドナ神の預言。

最終戦争の結末は、この中に隠されているようです。




それでは、どうぞ。


―――


世界樹の花

ロザリー
 世界樹の花が…未来を担う…?

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 これが預言の具体的な内容という訳ですね。




世界樹の花


 「闇が世界を覆いつくす」

神の預言者たるフウラが伝えた、アストルティアの未来宣告です。



シオン

天馬ファルシオンが「定められし運命の時」と語ったのは、
エルドナ神がもたらした予言と同じく、
エンドポイントが確定した絶対不可避の不吉な未来が、
間もなくこの世界に訪れるのを直示しています。

「竜族」の呼称から世界の行き着く先を連想したという事は、
もちろんこれに竜族が関わっているからですね。




シオン

 だから何でいちいち伏せるねん




世界の命運を賭けた重大な話を、
どいつもこいつも当事者に説明しやがらねぇ。



誰が最初に私にネタバレするかゲームでもやってるの?


黒ひげ危機一髪なの?


黒ひげ危機一髪

(参照:ヒントを順番に与えて気付かれた人の負け)


シオンに従い、隠れ里に住む竜族から門の向こうの話を確かめても、
世界の終末との関わりが結局は分からず…。
貰ったパペットも碌に使わずじまいだし何なのマジで。


ここは実際の聖書の預言を参照しましょう。


悪の三位一体

新約聖書の預言書、ヨハネ黙示録には、
闇が世界を覆いつくす」のヒントとなる記述があります。


魔王サタン率いる、悪の三位一体の出現です。


ロザリー
 悪の○○っていう通称、なんか中二病っぽいね!

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 実際そう呼ばれてるんですから…。




悪の三位一体

・ 魔王サタン(赤い竜)
 失楽園のきっかけを作り人類に原罪を背負わせた邪神。
 1000年の封印から目覚め、侵攻を開始する。

・ アンチキリスト(黙示録の獣)
 魔王サタンが遣わした世界を破壊に導く闇のメシア。
 42ヶ月に渡って天上の神をディスり続け、世界を支配する。

・ 偽預言者(第二の獣)
 闇のメシアの声を広く伝えるマジキチ伝道師。
 人々に獣の数字(666)を刻印し、アンチの偶像を崇拝させるのがお仕事。


魔王サタンは、創世記にある7日間の天地創造を真似て、
世界を7段階に分けて滅亡させていきます。

その過渡において、第一の獣と第二の獣、
すなわち御子となる反キリスト、悪霊となる偽預言者を遣わし、
御子に全権を分け与え、悪の三位一体を形成します。

大患難時代と呼ばれる、闇の支配の始まりです。


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前回の考察で、竜族の種族神こそが
魔王サタン=赤い竜の位置付けになると予測しました。

となると、悪の三位一体のあと2人、
神から全権を託された御子と、御子の声を伝える偽預言者も、
竜族の神のもとに集う事が想定できます。


総主教 竜族 

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 竜族にも神の預言を伝える人が居ましたね。

ロザリー
 総主教のおじいちゃんがそれに当てはまるのかな。

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 横に居た美人さんは誰なんでしょう?

ロザリー
 彼女がもしや、竜族の神の器なのか…?



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アンルシアはグランゼニスが遣わした神の器であり、
勇者として覚醒した救世主(メシア)です。

他の種族神にもそれぞれ神の器が居たように、
竜族の神にも、器となる人物が当然存在するはず。



もしも竜族の神が黙示録の預言に沿って世界を滅亡させるとしたら、
そのプロセスを実行するのは神本人ではありません。
神の力を分け与えられた神の器、すなわち闇のメシアです。


総主教

総主教のおじいちゃんが語る「解放者」とは、
竜族側のメシアを指していると見られます。


竜族の神の器が闇のメシアとして覚醒するのはまだ先のようですが、
エルドナやシオンが示した不吉な未来は、
まさにこの覚醒の時を表しているのでしょう。


ロザリー
 魔勇者を超える悪役が登場するかも知れない…!

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 どうやってネタいじるか考えてるでしょ?



―――


最終戦争の結末は、光の軍勢の勝利に終わりますが…。

闇の軍勢が残した破壊の爪痕は、
地上に深く残ったままでした。


世界樹の花

最後に残った、世界樹の花の使い道について。

この先の展開として考えられるのは、
キリスト教の中心定義である「復活」です。



ロザリー

世界樹の花については、過去のシリーズでよくご存知だと思います。

肉体から完全に離れてしまった魂を、
もう一度呼び戻し、元の肉体に戻すキーアイテムですね。


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 私の話をしてる!

ロザリー
 なんでシンシアに使わないのかよく話題になるやつだね。

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 ……。



アストルティア5種族の肉体と魂の関係については、
錬金術や奈落の門で何度もなぞられてます。


【考察】30.生まれ変わる魂(前編)
http://astoltia.doorblog.jp/archives/42016629.html


 『神のみことのり』

 我らの創りし子らは 未知なるものを求め
 未踏なる地へ 向かわんと欲する
 先へと進む心をもって 世に現れた。

 そのように生まれついた 彼らなれば
 いかに禁じようと やがて 奈落の門へと至り
 その先を 目指すことだろう……。

 ならば 我は 試練を課そう。
 心弱き者が 奈落の門の先に行くことの無きよう
 強き心を持つ者のみを 選ぶ試練を。


ロザリー

キリスト教は典型的な救済宗教でして、
簡単に言うと、魂=神様、肉体=サタンの持ち物とされます。

サタンに騙されて原罪を背負ってしまった肉体を、
聖霊(Holy spirit)が宿る心からの信仰によって清め、
それをクリアした人が救済されて復活できますよという教えです。

エルドナから世界樹の花が託されたのは、
魔軍がもたらす魔瘴に侵され、肉体が魔王の持ち物=魔物になっても、
清らかなままの人間の心を救済し復活させる為だと考えられます。



この辺がシナリオ制作班の腕の確かさ。

キリスト教義での復活を、世界樹の花による復活と上手く重ねて、
ストーリーの中心定義にもしようとしているのでしょう。


最後の審判

キリスト教義での復活とは、新約聖書の最後にある
最後の審判=魂の救済を指します。

最後の審判では、復活したメシアが悪を滅ぼし、
全ての人がアダムとイヴの原罪から解き放たれた事で、
サタンに肉体を支配されたまま死んだあらゆる時代の人々が、
永遠不滅の肉体を持って復活します。

復活した人々は、神の御座においてメシアの裁きを受け、
神の住む楽園への帰還が許されます。


おそらく、世界樹の花を使用するタイミングはここ。

この時、神は新しい楽園世界を創造する為、
天も地上も、今の宇宙を跡形もなく消し去るとあります。
アストルティアの消滅です。


ロザリー
 衝撃の結末…!

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 創生の女神が世界を丸ごと書き換えるって事ですか。



世界が一新するなら、Ver.4の繋ぎにもなりますよね。
もしかしてそこまで踏まえて考えられてる?

これどうなのかなー??


結論: 世界樹の花は世界がリセットされる時に使う


―――


以前私は、りっきーと成田さんの分業制を
「シナリオの主幹に枝葉を残す」と表現しました。

実際にVer.2までそうでした。

藤澤さんの言葉を借りるなら、りっきーはこれまで、
Ver.1で作ったスポンジケーキの土台の上に、
デコレーションを乗せる作業を行ってきたのだと思います。

飾り付けのバランスでトライ&エラーを繰り返し、
あちらを立れてばこちらが立たず、
時には土台からやり直す事もありました。


ですが、Ver.3の私の印象は全然違います。
スポンジを2段重ねにして、新しい事にチャレンジしているように見えます。

3.0の後期では、神話の塔にどでかい伏線を仕込んできました。
次回はこれを考察したいと思います。