アストルティア考古学の39回目は、「神話の塔」の考察です。

長編シリーズの初回になります。

なお、ストーリーのネタバレを含んでますので、
その点をご同意頂ける方だけ、続きをご覧下さい。

【アストルティア考古学シリーズ】
 ・ 短評Ver.1 冥王編 神話篇
 ・ 短評Ver.2 蒼天のソウラ 夢現篇

 ・ 配信クエ カミハルムイ メギストリス
 カンダタ1 2 ダーマ

 ・ 光と魔瘴 1 2 3  ・ 赤い月 1 2
  ・ レンダーシア大陸 1 2
 ・ 錬金術 1
 2 3  ・ 創生の渦 1 2  ・ 運命の特異点 1 2
 ・ 光の勇者 1
 2  ・ 叡智の冠 1 2  ・ 竜族と創造神 1 2 3
 ・ 進化の秘法 1
 2  ・ 時渡りの術 1 2  ・ テンスの花 1 2
 ・ 神の器 1 2  ・世界樹の花 1 2  ・神話の塔 1  New!
  

―――


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ロザリー
 やはり私が睨んでいた通りの場所だった…!

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 てゆか何その飛竜のカラーリング…。



神話の塔こと、不思議の魔塔。

アストルティア考古学では以前からこの建造物を、
創世記に登場する「バベルの塔」であると想定してきましたが…。


ガワだけお披露目されてから1年半、ついに沈黙を破り、
魔塔の本棚からこんな記述が見つかったのです。


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 『アストルティアの始まり』という本だ。

 創世の女神ルティアナは 星海の果てより
 混沌に満ちた時空に たどり着き
 世界を創るという 偉大な奇跡を行われた。

 女神が手をかざすと 混沌は7つに分かれ
 天空を浮遊する ひとつの大地と
 大海に浮かぶ 6つの大地が 生みだされた。


 これが アストルティアと呼ばれる世界の
 始まりの神話である。



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 混沌」が…7つに分かれた…?

ロザリー
 星海の果て、おそらく宇宙の事だろうね。



バベルの語源は、バビロニア王国の言葉でBab-el(神の門)を指しますが、
バビロニアがペルシア帝国に滅ぼされ、言語も消滅すると、
後の時代の人達はこう呼ぶようになります。

バベルとはすなわち、「混沌(Balal)」であると。


バベルの塔

バベルの塔は、一般的に広まっているように、
新技術を手に入れた人々が天に到達する塔を建設し、
それが神の怒りに触れるという内容です。

しかし詳細は、ちょっと違います。

1つの言語を使用し、1つの人種が集まった
まだ混沌としていた世界を、神様が分かつお話なのです。



ロザリー 
 具体的な内容までバベルの塔にそっくりだわ。

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 やはりこの魔塔は…!

ロザリー 
 天地創造、ノアの箱舟に続く、第三の神話で確定、かな?



聖書

旧約聖書の大洪水後、神がノアと交わした契約に、
「人類が子供を産んで世界中に増え広がる事」というのがありました。
ところがノアの子孫のうち、アフリカ北東部に広がった人達は、
各地に散る事を拒否してシヌアルの地に集結。
天への出入口(bab-el)となる塔を築き、
指導者であるニムロデは自らを神格化し始めます。

神はこれを危惧し、ノアの子孫らが使用していた単一言語を
ごちゃまぜ(balal)に掻き乱して言葉を通じなくします。
ニムロデは塔の建設を中断、人々は世界中に離散していきました。

その後、文明が崩壊したシヌアルの地を、
balalにちなんでバベルと呼ぶようになった、というお話です。


バビロニア

これは、バビロンで隷属の扱いを受けていたユダヤ人が、
バビロニアの一国支配に当て付ける言葉遊びとして、
Bab-elと発音の近いBalalを結び付けて解し、聖書に利用したもの。
要するにお前らが滅びたのは天罰だと、
聖書の著者がバビロニア滅亡に脚色した訳です。


混沌」というキーワードは、まんまバベルの塔を指します。

世界を分割するお話から想像できるのは、
かつてのアストルティアはBalal(ごちゃまぜ)であったという事。

つまり、アストルティアが各大陸に分割される前は、
大陸が1つに繋がっており、種族の隔たりが存在しなかった

と見るに相応であると思います。



ロザリー
 そう言えば、ヴェリナード城にそれらしき地図があったよ。

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 な、なんですってー!?



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ヴェリナード城2階(大使室、調査団詰所)にある、こちらの地図。

拡大してよーく見てみると…




アストルティア

 6大陸が所々で繋がっている!


ウェナ諸島とメルサンディ、プクランド大陸とセレドは
完全に陸続きになっており、一体化してます。


エルトナ大陸とドワチャッカ大陸、アラハギーロあたりは、
ちょっと前まで繋がってたようにも。



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 こ、これはもしや世界が混沌だった頃の…!

ロザリー
 女神が世界を分割する時の姿だったかも知れないね。



―――


だいぶ以前に書いた、アストルティア超大陸説。
どうやら真実味を帯びてきたようです。


超大陸パンゲア


超大陸は、ドイツの気象学者ヴェーゲナーが1912年に発表した、
大陸移動説に出てくる非常に有名な仮説です。


パンゲアパンゲア3


かつての地球には南極まで繋がった1つの大きな大陸(パンゲア)があり、
それが5つに割れて、現在の世界になったというもの。

ただ、ヴェーゲナーは地質学に通じていなかったので、
大陸がどうやって移動しているのかが分からず、
発表当時は全くの異端とされていました。
しかし、地質学者が調べると次々と仮説を裏付ける証拠が挙がり、
たった50年でプレートテクトニクスとして定説化されます。


ロザリー
 プレート理論→神の御業に置き換えれば…

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 ヴェリナードの古地図に説明が付くかも知れませんね!



アストルティアにパンゲア大陸が存在したかどうか?

これを証明するには、古地図にある各大陸の海岸線を重ね合わせ、
ぴったり合うかどうか調べてみるのが早いでしょう。




早いんですけど…うん……




しかしこれを実行するには、大きな問題があります…。








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 めんどくせぇえぇええ!!








 【古地図再生の手順】

 (1) 不要な部分をホワイト処理(ピクセル単位で

   ホワイト処理


 (2) 大陸部分だけ残す

   オーグリード


 (3) 背景を透過処理

  透過処理


 (4) これをあと5回繰り返す




ロザリー
 やるしかないわ。

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 待って下さい…そんな無茶をしたらロザリーの持病が…!

ロザリー
 そんな事は百も承知よ。

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 でも…これ以上悪化したら命に関わります…!














やるしかないんだ。


私は自分に妥協などしない。








プロフェッショナル








プロフェッショナル


この画像作成で肩こりが余計に重症化。








地図

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 あああ地図が切れとる!

ロザリー
 ぐっ…これは気付かなかった!



ここに来て、ドワチャッカ大陸のはじっこらへんが
まさかの欠損している事が判明(
手直し作業追加)。


 ドワチャッカ

30分後、無事に復元完了しました。

ドット職人じゃねーんだよ!







 オーグリード エルトナ ドワチャッカ

  オーグリード     エルトナ     ドワチャッカ


前半の3大陸の完成。


どの大陸も現在の地図より若干変化が見られます。

それぞれの大陸の考察は後回しにして、
まずは古地図完成を目指しましょう。



 ウェナ プクランド レンダーシア

     ウェナ      プクランド      レンダーシア


後半の3大陸の完成。


レンダーシアの一部が取り込まれた所は、
5大陸として扱っています。



これで準備は整いました!

各大陸をジグソーパズルのように組み合わせてみましょう。








 【完成図】

アストルティア


_2ufqsyraCYX05o1402383909_1402383914 ぐちゃぐちゃwwwwwwww


ロザリー び、びみょうぅうう…





確かに一部の大陸は海岸線がぴったり合うんですが、
そうでない部分がジャストとは言えない。

特に中心あたりに空間が目立ちます。


どうもパズルのピースが足りない気がする。


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 そっか、この地図には浮遊大陸が足りないんですよ。

ロザリー
 なるほど、どおりで…。



―――


アストルティアの世界の7番目のピース・浮遊大陸は、
おそらく空の民・竜族が住んでいた、
ナドラガンドの事だと見て良いと思います。


ナドラガンド

ナドラガンド大陸の全体像は、
3.1PVの最後にチラッと映ってましたね。

既に明らかになっている「炎の領界」を含めて、
全部で5つの領界があるようです。


ナドラガンド

炎の領界については、詳細な地図も明らかになっています。

細かいとこはこの場では置いておくとして、
この世界には、非常に気になる点があるんですよ。


3.1PVで、明らかにマイユだけにスポットが当たっていた点です。



マイユ

と言うのも、マイユは先に攫われた人を
ドワーフ文明の乗り物に乗って助けに来たフシがあります。

なのに、その攫われた人の方は姿も分からず。
光のボールにキャッチされた後、
そのまま飛んでいっちゃったんですよね。


マイユ

しかし、後から来たマイユが攫われていくシーンには、
プロモーションの時間をたっぷり使い、
まるで意図的に切り取ったかのような注目のされ方でした。


ロザリー
 マイユちゃんと言えば?

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 オーガの神の力を受け継いだ、神の器ですね。

ロザリー
 オーガの神と言えば…?

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 炎の神、ガズバランです。


ロザリー では、炎の領界を紹介するPVに、
 炎の神の器がピックアップされたのはなぜ?

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 あっ、そうか…。



ナドラガンドの5つの領界のうち、
炎の領界にオーガであるマイユが絡んでいるのは、
オーガの神・ガズバランがこの地に介入しているからでしょう。

ずばり、ガズバランが封印した世界ではないかと。


となると、いまだベールに覆われた残る4つの領界も、
水の神マリーヌ、風の神エルドナ、地の神ワギ、花の神ピナヘトが、
それぞれ封印した世界だと考えられます。


アストルティア

5つの領界が1つに合わさる時、
完成するのは世界地図だけではありません。


世界がまだ1つの大陸の中に混沌としていた時代、
なぜ創世の女神は7つの種族神を作り、種族を分け隔てたのか。

その答えも、ナドラガンドで見つかるはずです。



マイユ ヒューザ フウラ

ダストン ラグアス アンルシア


不思議の魔塔が示す「混沌」のキーワードを埋めるには、
パズルの1ピース=ナドラガンドが欠けていました。



Ver.3.0でわざわざ5大陸をめぐらせたのは、
アストルティアの最後のピースを、5種族の神が握っているからでしょう。
神の器を争奪するメインストーリーは、
実は不思議の魔塔のバックストーリーと1セットであり、
世界の謎を示唆する、とてつもない伏線だったという事です。

5つの種族神と、消えた2人の神。
全てが合わさった時、世界は1つに繋がります。



炎の領界と、炎の神ガズバランの関係に要注目です。


ロザリー
 誰だ3.0がスカスカとか言ったのは。

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 魔塔の実装も、3.1前のタイミングがベストだったんですね。



結論: 欠けたピースが世界の謎を解く


次回は、魔塔を作った稀代の錬金術師ゾーネスと、
ゾーネスが欲した神の知識に迫ります。(神話の搭(2)へ続く。)