アストルティア考古学の48回目は、
アペカの村の配信クエストの考察になります。

全2回を予定しているシリーズの前編です。

なお、ストーリーのネタバレを含んでますので、
その点をご同意頂ける方だけ、続きをご覧下さい。


【アストルティア考古学シリーズ】
 ・ 短評Ver.1 冥王編 神話篇
 ・ 短評Ver.2 蒼天のソウラ 夢現篇

 ・ 配信クエ カミハ メギス
 カンダタ1 2 ダーマ

 ・ 光と魔瘴 1 2 3  ・ 赤い月 1 2
  ・ レンダーシア大陸 1 2
 ・ 錬金術 1
 2 3  ・ 創生の渦 1 2  ・ 運命の特異点 1 2
 ・ 光の勇者 1
 2  ・ 叡智の冠 1 2  ・ 竜族と創造神 1 2 3
 ・ 進化の秘法 1
 2  ・ 時渡りの術 1 2  ・ テンスの花 1 2
 ・ 神の器 1 2  ・世界樹の花 1 2  ・神話の塔 1 2
 ・ ナドラガ教団 1 2  ・聖鳥と太陽 1 2 3  ・創生の霊核 1 2
 ・ 奈落と常世 1 New!
 
 

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ロザリー
 好色じいさんの所に向かってます。

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 普段からその恰好なんですか?




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 好色じいさんはひとまず置いといて




同時配信された3つの中で、
最初から注目していたクエストがあります。

アペカ村のクエスト、『強く生きると決めたから』です。




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> リイサン
 私の夫も 魔炎鳥の討伐に
 参加しているんです。

 レゼロさんほどでは ありませんが
 剣のウデが自慢なんですよ。
 きっと魔炎鳥を倒してきてくれます。


 (煉獄の谷クリア後)

 飛び去っていく聖鳥の姿が
 一瞬 夫の姿になって 見えました。
 聖鳥とともに 安息の地へ旅立ったんですね。

 だから 私はもう 悲しみません。
 あの人の分も 強く 生きていこうと思います。 


クエストに絡んでくるリイサンさんは、
魔炎鳥との戦闘で夫を亡くした女性です。

アペカ村のメインストーリーをクリア後に話しかけると、
台詞が変化し、聖鳥が夫の姿になって見えたと証言します。




リイサン

ロザリー
 この目は確実に煉獄の谷でドラゴンを屠ってますよ…!

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 何てこと言うんですか。





リイサンの証言に出てくる「安息の地」。


これと同じ内容を話してた人が、他にも居ましたよね?




エステラ

マティル村出身のエステラさんです。




安息の地

 聖鳥は死者の魂を「安息の地」へと運んでいる

死者の魂をミクロコスモス、創生の霊核をマクロコスモスと定義した場合、
この両者を繋げる役割を聖鳥が担ってると考えられます。

しかし、Ver.3.1のメインストーリーでは、
レゼロらの魂がどこに運ばれたかまでは明らかになりませんでした。


その代わり、今回の配信クエストの中で、
リイサンの夫の魂がその後どうなったのか、
答えが見つかるんじゃないかと予想してたのですが…。




クロウズ


結論から言うと、答え合わせはVer.3.3に持ち越しとなりました。

ですが、これまでの情報を整理するだけで、
答えは自ずから見えてきます。


ロザリー
 という訳で、さっそく情報を整理してみましょう!

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 そうしましょう。



―――


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こちらは、アペカ村の住宅の外観です。

建物の大きさに応じて窓や屋根の数が異なりますが、
全ての外観が特徴的な菱形をしています。


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こちらは、マティル村の住宅跡地です。

ひとつ上の写真と見比べて下さい。


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 アペカ村の建物と同じ、菱形の外観なんですね。

ロザリー
 でも地面に埋まってるように見えるけど。





マティル村

マティル村は全域に火山灰が降り積もっており、
外観として見えている菱形の建物は、実は屋根の部分なんです。

屋根から下は、火山灰に埋没していると考えられます。


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レグナード討伐の依頼人・プリネラさんが居る廃屋を、
他の家の屋根と比較した写真です。

プリネラさんが立っている場所は、
天上の壁が壊れて中が露出した2階部分です。

中の様子を見ても、アペカ村とほぼ同じに見えますね。


ふたりはプリキュア

このように、マティル村の人々の住環境は
アペカ村と酷似しているほか、

マティル出身のエステラと、アペカ出身のリイサンが2人揃って、
安息の地」について語っている
のが分かります。


つまりこれは、炎の領界の2つの村に住む人々が、
生活様式まで共通していたという事でしょう。


容姿に圧倒的な格差はありますが()



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> バジネヅ
 それから……我の 向かい側に見える扉は
 炎の領界にある 竜族の都へと通じている。
 一度 こちら側から開くがよい。

 かつて 扉の向こうは ただの荒野だったが
 我が 竜族の怨念を封じている 長き間に
 竜族たちが 周辺に都市を築いたらしいな。



バジネヅさんの説明は、聖都の住環境にあらわれています。



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 聖都エジャルナだけ生活様式が異なる

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 菱形の外観じゃないですね。

ロザリー
 周辺の村より築かれた時代が後なのかな?



ネタバレおじさんが口を滑らせた聖都の成立からも、
竜族の信仰について、こう結論付けられるのではないでしょうか。

聖都エジャルナは、竜化の術をマスターした竜族の修験者が、
常世の門を越える為に開拓した、
アストルティア侵攻の前線基地だった、と。

ナドラガンドでは元々、ナドラガ神への信仰より以前から、
安息の地への民間信仰があり、
聖鳥は死生観のシンボルだったのでしょう。


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それぞれ領界で地獄のような責苦を負い、
明日とも知らぬ死の恐怖に怯えて暮らす竜族の人々が、
生きる苦しみから解放され、安息の眠りに就く。

それが竜族の、死後の世界。

聖鳥はリイサンさんの言葉通り、
強く生きる事を祈念し、自らの意志で生を実践し続けた魂を、
安息の地へといざなっているのです。


渚カヲル

ロザリー 生と死は等価値なんだ。
 自らの死、それが唯一の絶対的自由なんだよ。

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 エテーネ村のロザリー、君が何を言っているのか分からないよ…!



―――


さて、気になるのはやはり、3.3アプデ直前というタイミングで、
「安息の地」を再度クローズアップした点ですね。

普通に考えれば、Ver.3.3の伏線という事になります。


なぜなら、安息の地がどこにあるのか、
既に指し示されているからです。




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前回の考察で、クロウズが探していた創生の霊核の在処として、
具体的に挙げた場所が、常世の門の先。

常世」は昼間を表す言葉というだけでなく、
常夜」とワンセットで、死後の世界を表す言葉でもあります。


従って、常世の門から潜っていけば、
創生の霊核が眠る場所、すなわち安息の地へも、
容易に足を踏み入れる事が出来るはずです。


ロザリー
 リイサンの旦那さんの魂も常世に運ばれたのかな?

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 そこで新しい命の礎となるんでしょうね。



結論: 創生の霊核と安息の地は同じ場所にある




だけど、おかしいですよね。




アンテロ

竜化の術をマスターし、常世の門を越えようとした竜族は、
バジネヅさんに全員まとめて葬られてます。

竜化した人の中で唯一、門の通行を許可された竜将アンテロも、
アストルティアで命を落とした時、
まるで魔物のように蒸発してその場から消え去り、
安息の地に導かれてはいませんでした。


ナドラガ教団の教条には、こうあります。


 炎に焼かれ 氷に閉ざされ 闇に落ち
 水に流されようとも 嵐にはばまれようとも
 生きることを あきらめてはならない。

 ナドラガ神に仕えし 神官たる者。
 民草の手本となるべく 深く 心に刻むべし。、



竜族の修験者たちは、己の肉体と精神を極限まで鍛えあげ、
竜化の術をコントロール出来るようになっています。

アンテロに至っては、竜族の中でも最強の武闘派です。
強く生きる」という決意の固さから見れば、
レゼロやリイサンの夫よりも、よほど条件に適っていたはずです。



聖鳥

聖鳥はなぜ、アンテロ達を導いてくれなかったのでしょうか?


常世の門は、奈落の門にしか繋がっていません。
ここを通って安息の地に辿り着くには、
他に何か条件があるようですね。

次回は、常世と安息の地について
再び考察していきます。(奈落と常世(2)に続く)