アストルティア考古学の49回目は、「闇の領界」の考察です。

全2回を予定しているシリーズの後編です。

なお、ストーリーのネタバレを含んでますので、
その点をご同意頂ける方だけ、続きをご覧下さい。


【アストルティア考古学シリーズ】
 ・ 短評Ver.1 冥王編 神話篇
 ・ 短評Ver.2 蒼天のソウラ 夢現篇

 ・ 配信クエ カミハ メギス
 カンダタ1 2 ダーマ

 ・ 光と魔瘴 1 2 3  ・ 赤い月 1 2
  ・ レンダーシア大陸 1 2
 ・ 錬金術 1
 2 3  ・ 創生の渦 1 2  ・ 運命の特異点 1 2
 ・ 光の勇者 1
 2  ・ 叡智の冠 1 2  ・ 竜族と創造神 1 2 3
 ・ 進化の秘法 1
 2  ・ 時渡りの術 1 2  ・ テンスの花 1 2
 ・ 神の器 1 2  ・世界樹の花 1 2  ・神話の塔 1 2
 ・ ナドラガ教団 1 2  ・聖鳥と太陽 1 2 3  ・創生の霊核 1 2
 ・ 奈落と常世 1 2 New!
 








神

ロザリー
 闇の領界の情報がようやくやってきたね!

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 少年ジャンプの冨樫状態ですか。









今年の2月、伊勢志摩サミットの取材を兼ねて、
三重県に行ってきました。

全ては太陽に関する一連の記事を書くため。
締めとなる今回は、光に対する闇についての考察です。


それでは、どうぞ。




―――


聖鳥

ロザリー
 3.3の直前に「安息の地」をぶっこんできた理由とは…!

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 そりゃあ、3.3に関わりがあるからでしょう。



前回の考察で、死んだ竜族の魂が誘われる安息の地というのが、
創生の霊核が眠る場所の事ではないか?

という事をお話ししてきましたが…。




もちろん、この推察には根拠があります。




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そもそも天の岩戸の神話において、
常世=神域と呼ばれる場所は禁足地です。

常世とは、「常」なる「世」界の事。
すなわち時間の流れが無く、永遠に続く神域の様相を指します。


常世の国には太陽であるアマテラスが住んでいるので、
夜が訪れる事がありません。
時間は昼に固定され、永遠に続きます。

逆に、神域の中でもアマテラスが居ない場所、
常夜と呼ばれる黄泉の国では、
時間は夜に固定され、永遠に闇に閉ざされたままです。

つまり神域には固定された2つの様相があり、
永遠に続く昼エリアと、永遠に続く夜エリアが相まっているのです。



ロザリー
 自転せずに静止する地球をイメージすればいいかな?

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 半分だけ常に光が当たってる状態ですか。





さて、かつての浮遊大陸ナドラガンドにも、
永遠に続く夜」の意を冠するドラゴンが居ましたよね。




レグナード

 常闇」の竜、レグナードさんです




プリネラ

現在のナドラガンドは「昼夜なき世界」であり、
太陽と月の昇降が無く、時間が固定されています。

そしてどうやらこれが太陽神が去った理由に直結している。

ナドラガンドを照らす光を失った事で昼夜が完全に分断され、
神々が隠れ住んでいる光に包まれた神域と、
一般の竜族が暮らす地獄のような領界に分けられたと考えられます。

すなわち、ナドラガンドが夜のエリアだとすれば、
女神ルティアナの居場所は昼のエリアです。


言い換えれば、これはナドラガンドが
黄泉の国=地獄である事を表しています。


竜族の人達は神代の昔にアストルティアに侵略した罪を抱えており、
その罪を背負った魂をきれいに浄化する為に、
地獄のような環境に置かれているのではないでしょうか。


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 炎・氷・闇・水・嵐に苛まれる、まさに地獄…!

ロザリー
 神様もひどい事するよね。




浮遊大陸

神代の頃のアストルティアのはるか頭上には、
昼夜2つの様相を合わせ持つ天空世界があったのでしょう。

かつての浮遊大陸に光の女神が常駐していたと仮定した場合、
アストルティアには自転によって昼夜が発生しますが、
ナドラガンドは宙に浮いている状態ですので、
アストルティアの自転による影響を受けず、常に光が照射されたままです。


しかしその反面、明暗境界線と呼ばれる光と影の端境が
時間経過によって移動する事もなくなり、
大陸の地底側には光は届かなかったはず。

こうして光と闇の両方が混在した、
言わば天国と地獄に連なる神の国が成り立つ訳です。


リイサン

となると、安息の地の信仰にも合点がいきますね。

竜族の人達は、生きていくのも苦しい地獄から、
何としても抜け出したいはずです。
彼らにとっての死とは、生きる苦しみからの解放と同時に、
過去に犯した罪からの解放をも意味します。


安息の地とは、文字通り天国を表すのでしょう。

天国とはもちろん、昼に時間が固定された、
永遠に続く光の世界の事です。

浄化された竜族の魂は、聖鳥によって導かれ、
罪から解放された新たな命として生まれ変わるのだと思います。


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ロザリー
 となると、奈落の門というのもなかなか意味深だよね。

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 まさに死後の世界の門だった訳ですか。



奈落の門は、もともと光の神殿の地下にありました。

Ver.3に入ってからなぜかアストルティアの上空に現れたのは、
浮遊大陸から見て奈落の位置にある事、
これから行く先が天空世界の入口である事を、
プレイヤーに想起させる為であったと考えられます。


悪しき竜の怨念が、この門を越えられなかったのも、
彼らが黄泉の国の住人だから。

浄化された魂は常世を渡って安息の地へ行き、
そうでない魂は奈落に留め置かれる。


これが、奈落と常世のカラクリです。


―――


昼夜陰陽の概念と、死後の世界が結びついた理由を、
ここで整理しておきましょう。


月

古代の日本人は、夜が怖かったんだそうです。
外が真っ暗になるたびに、生きた心地がしなかった。

つまり毎日、死ぬ思いをしてた。


そりゃそうでしょう。
今と違って照明なんて無かったんですから。

木々を揺らす風音は恐怖心を煽ったでしょうし、
嵐が吹けば田畔は荒れ、洪水が起き、人は飢えます。

ここから、夜=跳梁跋扈する死の世界というイメージが生まれたんだそう。


太陽

そして、夜=死の世界を打ち祓うのが太陽です。

『日本書記』では、暴風雨の神様であるスサノオが暴れて、
太陽の神様であるアマテラスが隠れたお話が著されています。
天変の様子を神話化したものです。

この時、鶏が鳴いた事で太陽神が岩戸から出てきたとなってますが、
これは夜が明けたから鶏が鳴いたのではなく、
鶏が鳴いたから夜が明けたとする、
神道における昼夜陰陽の概念を神話化したもの。

古代の日本人は、太陽が移り変わって1日が経過するのではなく、
月ターンと太陽ターンが交互に入れ替わると考えていたようです。


夜神月

神道では、夜ターンは神様が活動する時間とされていました。

夜に対する畏怖から生まれた考え方であり、
人間は昼ターンにしか活動できない。
ここから、神域は絶対不可侵=禁足地であると解釈され、
常夜の概念が先に生まれました。


ロザリー
 太陽神も、夜の世界からやってきてるんだよ。

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 だから常世も常夜とセットで、死後の世界とされてるんですね。



夜から昼、昼から夜に渡るには、が必要になります。


イザナギ・イザナミ

禊の習慣について表しているのが、
伊弉諾(イザナギ)の黄泉返りの神話ですね。

神道では、夜=死の世界という考え方から、
夜になる直前の夕方と、夜が明けてからの早朝に禊を行います。
夜の時間に憑く、穢れ(ケガレ)をお祓いする為です。

『日本書紀』では、死んだ伊弉冉(イザナミ)に会う為に
イザナギが夜=黄泉の国へと渡り、
穢れに取り憑かれたイザナミに殺されかけた後、
黄泉の国から帰還し、禊を行っています。




ではもしも生者が、禊を行う事なく、
絶対不可侵の神域に足を踏み入れようとしたら、どうなるでしょうか?





マイユ

奈落の門から闇の領界に侵入したマイユさん。


彼女、なぜか苦しんでましたよね。


Ver.3.3の速報によれば、闇の領界は
毒と病に苦しめられる暗黒の世界」なんだとか。




毒と言えば、マイユさんはアロルドさんの解毒薬を探しに
竜族の世界へ渡ろうとしてました。


アンテロ

そのアロルドさんは、竜将アンテロが吐き出した毒を受けて倒れました。


竜将アンテロはアストルティアから見て、
地獄からやってきた黄泉の国の住人に当たります。

アンテロがアストルティアで果てた際、
他の竜族のように光の粒子にならなかったのは、
黄泉の国から毒=穢れを持ち込んだ、
つまり、穢れに侵された不浄な魂だったからだと考えられます。

マイユが3.3のPVで倒れていたのも、
おそらくアロルドと同じ毒にかかったのでしょう。


闇の領界

『ドラゴンクエストX』大型アップデート予告映像「version3.3始動」

マイユが倒れた闇の領界は、3.3PVを見る限りでは、
5つに分断される前の浮遊大陸の中でも地底側にあったようで、
常駐していた太陽の光が最も届きにくい、
明暗境界線の影の部分に当たると見られます。


黄泉の国では、ここが最も穢れを溜め込んだ場所。

禊を行わずに足を踏み入れれば、
その身が穢れに侵されるのは間違いありません。


闇の領界

ですが、どうやら毒を祓う光がたまに降り注ぎ、
闇の領界の人々の命を繋ぎ止めているようですね。




病を治す光と言えば、光の河のセラピー効果が思い起こされますが、
闇の領界の光はこう呼ばれているそうで。




闇の領界

次回大型アップデート“バージョン3.3”で冒険者たちを待ち受ける“闇の領界”とは?



ロザリー "" と呼ばれる "何か" だと…!?


_2ufqsyraCYX05o1402383909_1402383914 「月」 と断言しないところが…!





月光は、太陽の光を反射したものです。

月光は、短い波長(青~紫)の光は反射しにくく、
長い波長(赤~黄)の光を反射しやすいという特徴がありますが、
光のスペクトルを分析すれば、太陽光と全く同じです。


月

つまり、彼らが""と呼称する物は、
太陽」と関係していると見て間違いありません。





光の河のセラピー効果は、女神ルティアナの加護によるものでしたね。

闇の領界は、光と相反した世界を表すと同時に、
奈落と常世の概念を深く反映していると見られます。

これまで伏せられていた最大の謎である、
太陽がどこに隠れたのか」という問いに対して、
確実な答えに導いてくれるはずです。




闇の領界

クロウズが示唆した、創生の霊核の在処。

ルティアナとナドラガの関係。

そして闇の領界の長が口にする、「楽園」とは何か?


いよいよ伏線が一本に繋がりそうです。


結論: 月の光は最後のキーワード




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ロザリー
 月の光は、愛のメッセージ!

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 その恰好をしてる理由が分かりましたよ…。



もう準備万端すぎて。

3.3が待ち遠しすぎて。


りっきーはよー!

間に合わなくなっても知らんぞー!