アストルティア考古学の52回目は、「兄弟姉妹」の考察です。

全2回を予定しているシリーズの後編です。

なお、ストーリーのネタバレを含んでますので、
その点をご同意頂ける方だけ、続きをご覧下さい。


【アストルティア考古学シリーズ】
 ・ 短評Ver.1 冥王編 神話篇
 ・ 短評Ver.2 蒼天のソウラ 夢現篇

 ・ 配信クエ カミハルムイ メギストリス
 カンダタ1 2 ダーマ
 ・ 設定資料集 アストルティア創世記

 ・ 光と魔瘴 1 2 3  ・ 赤い月 1 2
  ・ レンダーシア大陸 1 2
 ・ 錬金術 1
 2 3  ・ 創生の渦 1 2  ・ 運命の特異点 1 2
 ・ 光の勇者 1
 2  ・ 叡智の冠 1 2  ・ 竜族と創造神 1 2 3
 ・ 進化の秘法 1
 2  ・ 時渡りの術 1 2  ・ テンスの花 1 2
 ・ 神の器 1 2  ・世界樹の花 1 2  ・神話の塔 1 2
 ・ ナドラガ教団 1 2  ・聖鳥と太陽 1 2 3  ・創生の霊核 1 2
 ・ 奈落と常世 1 2 ・ 邪悪なる意志 1 2
 New!
 








ロザリー
 前編から3か月も間が空くってどういう事だよ。

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 更新サボりすぎですよ。









巨神界

 巨神界に出張してました




出張記はまた別の機会に。








今回は主人公の兄弟姉妹に再び焦点を当てます。

相変わらず何がやりたいのか意味不明ですが、
闇の領界に楽園マップが登場した事で、
兄弟姉妹の動向に関する、とある疑問が解決したのです。


3か月ぶりの後編。

いってみましょう。




―――




【下弦の環】

心から信じる友と 愛する恋人
そして 見知らぬ子どもが
それぞれ 生命を落としそうになっている時……

誰か ひとりしか 助けられぬとしたら
そなたは 誰を選ぶ?


クラピカ

ロザリー
 答えは 「沈黙」…!!

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 リアルにこのシーン思い出したよね。




 戦いに敗れし 闇の領界の竜族たちは
 あまたの生命を奪いし罪 大地をけがせし罪により
 この 楽園を 追われることとなった。

 戦いのため みずからの手で 毒に汚した地にて
 苦しみの日々を 生きること。
 それこそが 闇の領界の竜族に与えられし 罰。




前回の続き。


ナドラガンド大陸は神代の昔、
神聖不可侵の「理想郷」だったようです。

闇の領界の頂上にある楽園は、かつての理想郷の一部であり、
現在とは180度異なる美しい光景の中を、
竜化した竜族の同胞が自由に飛び交っていたとの事。


そんな竜族の世界への往来が可能になったのは
奈落の門が解放されたごく最近の事ですが、

あれ?


もっと以前にナドラガンドに渡ってたと思しき人物
あちら側に居ませんでしたっけ?









俊夫

ロザリー 俊夫があっちに居たよ!

_2ufqsyraCYX05o1402383909_1402383914 誰だよ。









兄弟姉妹


覚えてますか?

2.4のエンディング。


クロウズ=シンイは解放されたばかりの奈落の門の向こう側で、
主人公の兄弟と再会してるんです。




つまり主人公の兄弟は、

門が解放される前からナドラガンドに居た

という事。




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こちらは奈落の門の向こう側、
ナドラガンドの全体像を表すキーイラストですね。

5つの領界に分割されたナドラガンドは、
球体の中に押し込められ、奈落の門から常世の門まで続く
モヤモヤ空間に浮かんでいる状態なのが分かります。



神域

ナドラガンドをアストルティア(現世)から見て
奈落を渡った常世の世界、すなわち神域であると仮定した場合、

神域はそれぞれ、

 ・ 地獄(領界)… 5種族神によって管理
 ・ 天国(仮) … 創生の女神によって管理

悪しき竜族の魂を浄化する五大地獄と、
創生の霊核が眠る天国(仮)に分かれていると見られ、
地獄は5種族神に、天国は女神ルティアナに管理されながら、
残り5491年の贖罪期間を見守っているようです。



で、気になるのはその神域への往来手段。



奈落の門

(参照:【考察】21.叡智の冠と封印の魔法陣

神域への入口である奈落の門には、
叡智の冠よりずっと強力な封印が施されており、
その封印は勇者の力でしか打ち破る事は出来ませんでした。

大魔王マデサゴーラですら、いくつもの段階を踏んで
ようやく開門にまでこぎ着けたのですから、
勇者の系譜に連なる訳でもない主人公の兄弟が、
ここを通過できるはずがないのです。


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 どうやって奈落の門を越えたのでしょうか。

ロザリー
 いや、あちらに渡る方法が別にあったのかも知れないよ。





では、どのようにしてナドラガンドに渡ったのか。


実はたった1つだけ、しかも、
主人公の兄弟にしか成し得ない方法があるんです。









不思議の魔塔

神話の塔の頂上から浮遊大陸に渡った説




―――


順を追って説明していきましょう。


主人公の兄弟は、風穴の研究室で輝くテンスの花の精製だけでなく、
独自に時渡りの研究もしていました。

主人公には「時間がない」と告げて姿をくらまし、
以降の足取りは掴めていませんでしたが、
次に現れた時はクロウズとナドラガンド領内で会話し、
そしてグランドタイタス号で開催された六種族の祭典の席で、
主人公との再会に至っています。


ハナちゃん

その間の動向に関しては、以前の考察に挙げています。

【考察】26.進化の秘法に辿り着いた者
【考察】46.アカシックレコード(前編)


主人公の兄弟は、至高の錬金術師ゾーネスと同様に、
神の知識=究極の錬金術を求めて、
不思議の魔塔の頂上を目指した考えられます。

この地に浮遊大陸の伝承が残されていた事から推察すると、
魔塔の建造時期は神代の頃。
神が離れた現代と異なるのは、天をつんざくその先に、
ナドラガンド大陸が確かに存在した事です。


なぜ時渡りの研究をしていたのか分かりませんが、
目的が時間を遡る為であったならば、

神代へジャンプ → 不思議の魔塔の頂上へ→ ナドラガンドに到達

という事も可能でしょう。


神代

(1) 神代へジャンプ

ロザリー
 ずっと昔、神々が暮らす神域=天空世界があったと仮定します。

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 雲の上まで昇る方法を考えればいいんですね?



神代2

(2) 不思議の魔塔の頂上へ

ロザリー ゾーネスさんが神の知識を求めて塔を建造したとすれば、
 塔の頂上は天空世界に接続していたはずです。

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 なるほど、ロザリーのお兄様もそのルートを辿ったと。



神代3


(3) ナドラガンドに到達

ロザリー その後、天空世界で神々による頂上戦争が勃発します。
 隔絶される浮遊大陸にそのまま残れば…。

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 門の向こうに一緒に渡る事が出来ちゃう…!





時間超越

この仮説には、2つの問題をクリアしなければなりません。


1つは、最初に述べた時間超越の問題

いくら時渡りの研究をしてたとはいえ、
主人公の兄弟は時渡りの術者ではありません。
別ルートによる浮遊大陸への到達が方法として可能だとしても、
それを行使する術が無ければ、タイムリープは机上の空論となります。

しかし、出発点となる神代へのジャンプが、
兄弟の能力による自発的なタイプリープではなく、
主人公が引き起こした偶発的なタイムスリップだったとしたら?


テンスの花

(参照:【考察】34.クロウズと女神ルティアナの意志

テンスの花にはジャンプする時代のエンドポイントを確定させ、
時間を指定する役割があったと考えられます。

ですが、主人公が時渡りの術を兄弟に使用した際、
ジャンプする時代を60年前に指定した様子はありませんでした。
緊急時に使ったのですから仕方ありませんが、
つまりは、60年前にジャンプしたのは偶然だったかも知れないのです。

だとすると、ジャンプする時代が指定されずに過去に送られた兄弟は、
その後もエンドポイントが確定しないまま、
時間跳躍の効果が継続中であった可能性があります。


主人公に「時間がない」と告げたのは、
間もなく自分の身に再びタイムスリップが起きるからで、
それを知っていたがゆえに時渡りの研究を行い、
自らの運命をコントロールしようとしたのではないでしょうか。


キューブ

ロザリー
 このキューブは時間の定着と関係あるかな?

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 うーん、情報が少なすぎて何とも言えませんね…。



キューブで思い浮かぶ物が1つだけありますが、
これはまた別の機会に。

ジュウオウキューブではないよ。



そしてもう1つは、寿命の問題


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これはもはや説明不要でしょう。
主人公の兄弟は超一流の錬金術師であり、
魔瘴に耐えたハナちゃんの強化っぷりを見ても、
錬金術の研究が生体精製にまで及んでいたのは明らかです。

兄弟は進化の秘法にも似た、
不老不死の肉体を得たと考えるのが妥当でしょう。

闇の領界の楽園マップの登場は、
かつての浮遊大陸に神域が存在した事を意味します。
不思議の魔塔から浮遊大陸へと渡り、
究極の錬金術と称される神の知識に触れ、
不老不死になったとすれば、時間跳躍との辻褄も合います。


気になるのは、この発言です。


ピサロ


ピサロ
……この村で お前と過ごした時間は
本当に かけがえのないもんだったな。

あの日 ロザリーと別れて
ずっと昔の時代に 飛ばされてから……
いろんなことが あってさ。

そう……いろんなことがな。
それから オレ
何度も何度も 考えちまうんだ。

オレが あんなつらい思いをしたのは
全部 お前のせいなんじゃないか……って。



ロザリー
 私の…せい…?

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 この言葉に大きな謎が隠されていそうですよね。



竜族

2つの問題をクリアにした場合、
主人公の兄弟が体験した「いろんなこと」というのは、
過去の時代から神域へと渡り、神々の頂上戦争を経て、
アストルティアから隔絶され、主人公と再会するまでに流れた、
数千年間の記憶を指しているように思えてきます。

なんせアストルティアには戻れない。
奈落の門を向こう側から開いてくれるのを待つしかない。

死ねない体をずっと持ったまま、
歴史の傍観者として生き続けなければならない。


エテーネ

主人公の兄弟が授かった大きな使命とは、
神代からの歴史を傍観し続ける事だったのではないでしょうか。



それらが「つらい思い」だったとするなら、
エテーネ唯一の生き残りとして果たしてきた使命が、
死ぬより重い選択であったという事でしょう。

事の発端となった主人公を恨みたくなる気持ちも、
何だか理解出来るような気がします。


ロザリー
 私のせいにする前にそっちの事情を説明していけよと。

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 うん、まぁ、確かにそうなんですけどぉ…。




―――


一定の結論は出ましたが、
主人公の兄弟姉妹に対する謎はまだ残っていますね。


神の器を求める理由です。



神の器

(参照:【考察】35.神代からの因果

神の器とは、人々にご神託を授ける「預言者」の事です。

グランゼニスを除く5種族神は、ナドラガンドの五大地獄を管理すべく、
奈落の門の先の神域に隠れていると見られます。


エルドナ

出たがり神ことエルドナ神の降臨シーンを見ると、
木彫りの神像や、フウラちゃんの身体など、
神域から隔てられた現世=アストルティアに降りてくる際には
依り代となるが必要なようです。


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 「神の器」、と呼ばれる所以ですね。

ロザリー
 ここまでは分かりやすい。



クロウズ

主人公の兄弟とクロウズの目的がおそらく、
女神に反旗を翻す事にあるのは何となく見えています。

では、アンテロによる神の器集めを邪魔していたのはなぜなのか。


この謎を解く手がかりとなるのが、
前回の考察で触れたこちら。









黒フード 白フード

(参照:【考察】51.邪悪なる意志の正体


フードの集団=女神の信奉者説です。



アンテロ達の行動背景にあるのが、
女神ルティアナ=邪悪なる意思への信仰だとすれば、
アンテロによる神の器集めも、この意思の下に行っている事になります。

邪悪なる意思に敵対している見られる兄弟とクロウズが、
フードの集団の神の器集めを妨害する理由は、
邪悪なる意思の遂行を阻止する以外には考えられないでしょう。


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ドワーフ神・ワギの問いかけから考えると、
女神ルティアナの子である5種族神は、
竜族に対する厳しすぎる処置に反意を抱いており、
女神の懲罰意思に逆らって独自の裁定を下したようです。

同じく反意を掲げる兄弟とクロウズからすれば、
これは願ったり叶ったりの状況。

器となる依り代は、アストルティア6柱神の力を借りるのに必要です。
となると、先に依り代を押さえてしまえば、
兄弟とクロウズは6柱神を味方に付けたも同然な訳です。


エテーネの使命を授かる兄弟&クロウズ=女神アンチ派と、
現状維持を望むフードの集団=女神派による、
対立する神々の代理戦争だと思えば、
神の器をめぐる争いも、説明が付くような気がします。


ロザリー
 ここらへんが分かりにくい。

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 だーれも目的を語ってくれませんし…。




さて、対立関係にあると見られる主人公の兄弟とフードの集団について、
Ver.3.3のストーリーの中で、踏み込んだ発言がありました。


兄弟が、主人公に託していったこの台詞です。



ピサロ


ピサロ
今日のところは
そいつを連れていくのは やめておこう……。

だが ロザリー……。
これだけは 覚えておいてくれ。

邪悪なる意志は お前の すぐ 近くに……。



ロザリー
 一瞬、ホラー話かと思った。

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 今もお前の後ろに…みたいな?




よくよく考えればこの台詞、


邪悪なる意思を名乗る人物が主人公の身近に居る、


って事ですよね。



つまりこれは主人公と関わった人物の中に、
竜族に対する赦免を認めない、女神の信奉者が居るって事です。


いったい誰が黒フードの人物を演じているのか。

最後に推理してみたいと思います。




ダストン マイユ

推理のポイントとなるのは、神の器であるダストンとマイユが、
ナドラガ教団の庇護に置かれて以降、
足取りが途絶え、消息不明になっている事です。


特にマイユは、解毒薬が手に入れば、
すぐにでもアロルドの所へ駆け付けたいと願うはず。
奈落の門が解放され往来が可能になった今、
ルーラストーンがあれば、ランガーオ村までひとっ飛びです。

教団によると、3.3のストーリーの後、
マイユはランガーオ村に帰ったそうなのですが、
実際に村に確認しに行っても、まだ帰ってきてないんですよね。


ひょっとして教団に監禁されてるんじゃないの…?



これはおかしい。もう明らかにおかしい。
ナドラガ教団の中に内通者が居たとしか考えられません。

教団関係者を洗ってみましょう。
















神官長ナダイア

神官長ナダイア

容疑者の筆頭。黒フードさん最有力候補。


ロザリー
 この人なら、いつかやると思ってました。

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 親しい知人のインタビューみたいに言わないで下さい。



まずは上の画像の背景を見て下さい。

ここはVer.3.4のPVの中で、水の領界の番人と戦っていた場所です。
つまり神官長は今回、解放の試練に立ち会っています。

神官長がまたしても出しゃばってきた理由、
それはもちろん、3.4のストーリーで明かされるという、
ナドラガンドの真実と何か関係しているのでしょう。


ナドラガ教団

神官長の容疑は、闇の領界まで自ら足を運び、
神の器であるマイユを迎えに来た点です。

主人公の兄弟がその直前に浄月の間に乱入したのは、
邪悪なる意思の正体を知り、その思惑を読んで、
神の器が教団に奪われるのを邪魔しに来たのではないかと思えます。

兄弟は実は、マイユを守ろうとしていたんじゃないでしょうか。



また、エステラさんの情報によると、
白フードさんは「邪悪なる意思の手先」との事。


神官長には数年前に行方不明になった弟が居るそうです。


アンテロ

これがあのアンテロの事だったとしたら、
アンテロが正規ルートでアストルティアに渡れたのも頷けます。

いざないの間に通じる門は教団の管理下にあり、
門番まで付けて厳重に守られています。
ここの通行を許可できるのは、教団関係者しか居ないはずです。


神官長ナダイアが手引きして、
アンテロをアストルティアへ送り込んだとすれば、
教団の全貌が見えてくるような気がしますね。








エステラ

_2ufqsyraCYX05o1402383909_1402383914 そんなの…

ロザリー 信じられません…!




信じるか信じないかは、あなた次第です!



結論: 兄弟姉妹は女神の懲罰意思を阻んでいる




3.4バージョンアップは10月6日。

それまで首を長くして待ちましょう!